Model Palette Showcaseは、Model Paletteが手がけた建築模型を通じて、そのこだわりや模型にまつわる物語を紡ぐブログシリーズです。
今回ご紹介するのは、建築家のnagom様よりご依頼いただいた、二つの住宅模型です。

お客様からのご依頼 ー 建築をシリーズに
建築家のnagom様より、二つの建築模型のご依頼をいただきました。
二つの意味として、「シリーズとして揃えたい」というご要望がありましたので、
統一感を出すため、土台をnagom様のイメージカラーにし、ロゴも専用デザインにする事にいたしました。
ご注文商品 ー 手のひらサイズのMM01
ご注文いただいたのは、オーダーメイドミニチュア建築模型「MM01」のガラスドーム、照明付き。
1/150のスケールで、手のひらサイズに収めたこの模型は、インテリアとして、お部屋を問わず、飾ることが出来ます。
今回シリーズとして並べるという目的にも、MM01の手頃なサイズ感は、ぴったりでした。
手のひらサイズのこの模型は、竣工記念にぴったりです。また、オプションでガラスドームや照明を追加でき、さらにスタイルはGreen、Pink、Khaki Yellow、Light Grayの4つからお選びいただけます。ワンクリックでの注文のしやすさもありながら、選ぶ楽しさも感じていただけるように工夫しています。
こだわりポイント ー シリーズとしての統一感
一つ目の模型は、とてもユニークな地形に建つ住宅でした。
入り口側は平らなアプローチですが、裏手はダイナミックな崖地になっている事より、玄関から中に入りリビングの先に広がるのは、見下ろすほどの美しい街並み。ひと続きになったベランダが空間の広がりをさらに引き立て、抜群の開放感を演出しています。
そのため模型でも、崖側の土台を思い切ってカットし、アプローチとの大きな高低差がひと目で分かるように表現しました。建物そのものだけでなく、この土地が持つダイナミックな魅力をまるごと俯瞰(ふかん)して感じていただけるのは、模型ならではの面白さだと思います。

二つ目の模型は、桜を借景にした複合住宅でした。
一階は店舗、二階は住宅という構成で、どちらからも春には前面道路に佇む美しい桜を眺めることができます。この空間づくりに欠かせない桜の木は、模型でも重要なポイントとして植え込みました。
また、外観や店舗の天井、バルコニーなどにあしらわれた木の意匠もとても印象的です。実際の建物が持つ「木の温もり」や手触りが伝わるよう、模型でも素材感にこだわって制作しました。

そして今回、私が一番こだわったポイントが、これら二つの模型の「スケール(縮尺)を揃える」という事です。
敷地の広さも建物の大きさも全く違う二つの計画。それぞれに合うスケールで作るのではなく、あえてスケールを合わせることで、「こんなに大きさが違うんだ」等という比較する面白さが生まれると考えました。
さらに、建物の周りには配置図を描き込むことで、本来なら別の場所にある二つの家がまるで隣り合っているように連なり、ひとつの街並みのような一体感を楽しんでいただけるようにまとめています。
さいごに ー比較から生まれる発見
模型を並べてみると、それぞれの個性が際立ち、コレクションしたくなるような、特別な模型たちとなりました。
nagom様、この度はご依頼ありがとうございました。
